燈花3

たくさんの蝋燭の灯を観賞しながら緩やかな坂を上り

メイン会場の大きな建物の前まで行くと

そこにも夜店が並んでいた。

が、さっきの夜店とは違い、色んな地方の名物を売っている夜店もある。

さっき食べたところだしと思いながら店を見てみると

そこにアイスクリームのサーティーワンが!

俺はラムレーズンのアイスクリームが大好きなのだが、俺の住んでいるところにはサーティーワンはおろか、気の利いたアイスを売る店も無いので、ラムレーズンのアイスを買う事ができなくて、もう1月ぐらい前から、ラムレーズンのアイスが食べたい!と彼女にも言っていた。

二人で意気揚とサーティーワンの店の前に行き

何にされますか?

と聞かれたので、もちろん

ラムレーズンを

と言うと

ラムレーズンは用意しておりません

との返事。

店の中を見ると、全種類を持ってきているのではなく、売れ筋の数点だけを持ってきていたのだった。

彼女が気を使ってくれて

何か他のを食べませんか?

と言ってくれたのだが

もう頭の中がラムレーズンになっていたので、他のものでは代用できない(;)

無いならいいわ

と店を後にして、光のイベントの続きを楽む事にした。

メイン会場の建物を超えて、さらに奥へと進むと光の回廊が見えてきた。

回廊の中は、左右から光に包まれるように照明が施されていて

そこで家族連れやカップル達が写真を撮っていたので

俺と彼女もそこで何枚も写真を撮った。

俺は写真を撮られるのが苦手だったのだが

最近はツーショット写真が多くなってきた。

ほんと、今までに無い事だな()

回廊を抜けると、木がライトアップされた幻想的な景色が表れる。

彼女はサンゴみたいと言っていた。

上手いこと言うよな。確かに海の中のような感じがする。

さらに先へと進むと、通路の両端に石と光のアートが並べて置いてあった。

色な造形のものが20個か30個ぐらいあったかな?

彼女と一緒に、照明を施された石を見る

なんか訳の分からない面白さがあった。

イベントが開催されている時間は短くて

あっという間に終了間際になっていた。

広大な敷地の全ての会場を見て回るなど不可能なので、また次回という事になるのだけれど来年も来ようなと宿題が残るのは嬉しくもあり、幸せだよな。

家を出発してからずっと手を繋いだまま。

外にいる時はいつもそう。

燈花の向こうにライトアップされる大仏殿を見ながら

イベント会場を後にした。

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